新潟県阿賀町津川で6月8日開かれた恒例の「つがわ狐(きつね)の嫁入り行列」。32回目となった今回は約3万5千人(主催者調べ)が訪れた。雁木(がんぎ)が続く「とんぼの通り」の町並みに、古式ゆかしい装束に身を包んだ行列がゆったりと歩みを進めた。情緒豊かに繰り広げられた時代絵巻を写真で振り返る。
◆にっこりポーズ♪歓声に応える白無垢姿の花嫁
狐に扮(ふん)した白無垢(むく)姿の花嫁役、黒澤舞さん(32)。阿賀町出身で、今は東京都内に住む。大傘の下で、にっこりとポーズを取り、沿道の歓声に応えた。


◆風格と伝統…総勢120人、練り歩く姿鮮やか
提灯を手に、風格と伝統を感じさせる羽織や色鮮やかな着物をまとって町を練り歩く嫁入り行列。総勢約120人が、とんぼの通りの津川商店街から麒麟山公園までの...
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