鶴子銀山周辺を草刈りする有志ら=6月8日、新潟県佐渡市沢根地区
鶴子銀山周辺を草刈りする有志ら=6月8日、新潟県佐渡市沢根地区

 世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」の構成資産である新潟県佐渡市沢根地区の鶴子銀山で6月8日、恒例の草刈りが行われた。晴天の下、有志約40人が、世界遺産登録への願いを込めて汗を流した。

 地元ボランティア団体「鶴子銀山へ続く道を歩こう」が中心となり、毎年2回行っている。「佐渡を世界遺産にする会」のメンバーや近隣の郵便局員らが参加。滝に坑口がある「大滝間歩(まぶ)」の周辺などで、訪れる人が見やすく歩きやすくなるよう丁寧に整備した。

 佐渡島の金山を巡っては国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が6月6日、「情報照会」と勧告した。作業後の勉強会で佐渡市世界遺産推進課の宇佐美亮課長補佐...

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