秋山郷の狩猟文化を紹介したマタギサミット=津南町秋成
秋山郷の狩猟文化を紹介したマタギサミット=津南町秋成

 狩猟文化を考える「ブナ林と狩人の会マタギサミット」が、新潟県津南町のニュー・グリーンピア津南で開かれた。地元で活動する現代アーティストが、津南町と長野県栄村にまたがる秋山郷のマタギ文化を報告した。

 クマ猟を取り巻く課題の解決と後継者の育成を目的として、東北地方を中心とした会場で毎年開かれている。35回目の今年は20年ぶりの新潟県開催となり、6月23日にあった。

 秋山郷のマタギは、江戸期に津南町大赤沢集落を訪れた秋田マタギが狩猟技術を伝えたことが発祥とされる。サミットには約160人が参加。津南小学校大赤沢分校跡を拠点に作品の制作を手がけ、秋山郷の猟師と交流を続ける美術家の深澤孝史さん(札幌市)...

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