
遊水地の現地確認をする刈谷田川遊水地協議会の委員と県職員ら=7月3日、見附市本明町
2004年の7・13水害をきっかけに新潟県見附市で刈谷田川周辺に整備された遊水地の現地確認と、地元区長らが県や市に要望を伝える意見交換会が7月3日、見附市本明町などで開かれた。区長らは、周辺の除草や排水機能の改良などを訴えた。
見附市の遊水地は、堤防で仕切られた91ヘクタールの水田。6エリアに分けられ、計235万立方メートルの貯水量がある。増水時には、川の堤防の一部を低くした「越流堤」から水田に水を入れることで、下流の被害を防ぐ。市は、2011年7月の新潟・福島豪雨では遊水地に水をたたえた結果、家屋の被災数や被害額を減少させることができたとしている。
現地確認などには、7地域の区長らの協議会...
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