企業の説明を熱心に聞く高校3年生=7月5日、新潟市秋葉区総合体育館
企業の説明を熱心に聞く高校3年生=7月5日、新潟市秋葉区総合体育館

 2025年春卒業予定の高校生の就職活動が7月に入り、本格化した。進学志向の高まりなどで就職希望者が限られる一方、人手不足を背景に企業の採用意欲は旺盛で、過去最高の求人倍率となった前年同様の状況になるとの見方が強い。企業は福利厚生の充実などを強くアピールするが、応募先選びに悩む生徒も。労働局は「積極的に企業の情報を集め、応募先を決めてほしい」と呼びかける。

 7月5日、新潟市秋葉区で開かれた企業説明会。秋葉区や五泉市などに就業地がある延べ68社がブースを設け、高校生約230人が訪れた。北越高校3年の女子生徒(17)は「介護か製造業の道に進みたい。情報収集を続け、進路を決めたい」と力を込めた。

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