休耕田に自生するヨモギを収穫する、兵庫八重子さん(右)と池倫子さん=佐渡市歌見
休耕田に自生するヨモギを収穫する、兵庫八重子さん(右)と池倫子さん=佐渡市歌見

 新潟県佐渡市虫崎で、集落の女性らが休耕田に自生するヨモギを収穫、乾燥させて商品化する取り組みを始めた。乾燥ヨモギが、食用だけでなく、美容業界からも人気が高いことに注目。作業が住民同士のコミュニケーションになるとも考えた。収益は主に集落収入として、地域のイベントやインフラ整備などに使う予定だ。

 民家13軒の虫崎は、住民数26人。一時期は17人まで減ったが、子どもが生まれたり、U・Iターン移住が続いたりして、回復している。ただ、集落で一部費用を負担しなければならない、住宅付近の法(のり)面の整備工事の際など、1軒あたりの金額が数十万円に上ることもあり、地域の課題になっている。

 「みんなで集まって...

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