味方に指示を出す富樫勇樹（新発田市出身）＝２０２３年８月２５日、沖縄アリーナ
ワールドカップ（Ｗ杯）での躍進でバスケットボール人気が高まる中、２大会連続の五輪出場を決めた富樫勇樹（千葉Ｊ・新潟県新発田市出身）は「この熱をつなげたい」と思いを語る。１６７センチの主将は、初の８強を目標に献身を誓う。
長く目標にしてきた東京五輪が３戦全敗に終わった時は「これで代表は最後かもしれない」と覚悟した。
だが、東京五輪後に就任したホーバス監督に招集され続けた。千葉Ｊを除けば、小学生以来という主将を任されるほど、その信頼は厚かった。
千葉Ｊでは爆発的な得点力で攻撃をけん引するが、代表では違う。「誰とプレーするか、周りに誰がいるかで自分の役割は常に変わる」と富樫。Ｗ杯は若手の河村勇輝ら...
残り270文字（全文：570文字）
