
イチゴやレモンヨーグルトなど6種類の味がある「葛バー」
新潟市西蒲区岩室温泉街に多彩な和洋菓子を販売する「お菓子処(どころ) 小冨士屋」。明治初期の創業で150年以上の歴史を誇る。暑い日が続く中、この時季お薦めなのが、シャリッともちっとした食感で溶けても垂れないアイス「葛(くず)バー」だ。地域住民に親しまれ、観光客にも人気の味。店の看板商品の一つになればと、考案した7代目の武藤龍一さん(29)は「すっきりとした味と涼を求めて温泉街へ気軽に遊びに来るきっかけにしてほしい」と話している。
龍一さんの母・真由美さんさん(54)によると、小冨士屋は1869(明治2)年ごろに創業。旅館の「富士屋」からの分家で小冨士屋という屋号となった。初代は芸妓(げいぎ)...
残り854文字(全文:1154文字)