
関山神社の火祭りで披露された仮山伏演武=7月13日、妙高市関山
新潟県妙高市関山の関山神社で7月13日、伝統の「火祭り」が始まった。祭りのメインの一つ、山伏の武術を披露する「仮山伏(かりやまぶし)演武」が行われ、なぎなたなどを振るう勇ましい姿が来場者を魅了した。
仮山伏演武は、戦国時代に妙高山で修行していた山伏が麓の関山神社を守るために考案した武術が起源とされる。400年以上の歴史があり、県の無形民俗文化財に指定されているが、近年は演者となる20、30代の確保に苦戦。2024年はなり手がなく、演武を指導するOBが代役を務めて伝統をつないだ。
ほら貝が響き渡る中、金や赤の...
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