BSNラジオなどでおなじみ、ラジオパーソナリティ・立石勇生さんのコラム「タテのくさび~立石勇生のアルビリポート」をお届けします。スポーツパーソナリティでもある立石さんが、アルビレックス新潟の選手たちの魅力や素顔、秘話などを紹介します。
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私はラジオパーソナリティとして活動しながら、2007年以降はサッカーの実況中継にも関わっています。当初は事前取材した選手や監督の情報発信や試合中の交代などベンチ情報を伝えていくピッチサイドリポーターから始まりました。閉局したラジオ局「FM PORT」で放送した埼玉スタジアム2002での浦和レッズ戦。左からは浦和、右からは新潟。それぞれのサポーターの大声援で、イヤフォン越しに聞こえるはずの放送ブースの音声が届かないほどでした。
その後に実況を務めることになり、ラジオ実況の第一人者として知られる故 深澤弘さんからご指導を頂戴して今に至ります。2013年終盤のリーグ5連勝フィニッシュや、2019年に急性白血病から復帰してフル出場した早川史哉選手を伝えることができたのは私の財産です。
今季、BSN新潟放送92・7MHzではアルビ夏のホームゲーム4試合を実況生中継! BSNアナウンサー麦島侑(たすく)さんとのコンビで7月まで2試合を中継しました。麦島さんは入社2年目のときに空手の実況を担当、サッカーはその2年後の実況デビュー。元々サッカーが好きで、周りから何も言われていないのにサッカー実況のトレーニングを始め、当時は先輩である元BSNアナウンサーで現在は東海テレビでご活躍の高橋知幸さんの担当した実況音源を聞いて、映像を照らし合わせて練習していたといいます。
私も当初は様々なスポーツ実況を手掛けるフリーアナウンサーの矢野吉彦さんや文化放送アナウンサー長谷川太さんの実況を真似るところから始めたので、この練習法には共感できるのですが、麦島さんのすごいのは...












