県が管理する新潟東部太陽光発電所=阿賀野市
県が管理する新潟東部太陽光発電所=阿賀野市

 新潟県内で出力制御の実施回数が増加する中、県営の太陽光発電所2施設の出力制御による減収について、県が2024年度は5月末時点で約3400万円に上ると試算していることが7月19日までに分かった。23年度の出力制御による減収の試算は約1850万円で既に上回っている。県は減収額を抑えるため、当日の天気を基に大手電力会社が必要な時間帯のみ制御できる「オンライン化」を2施設で進める。

 県は新潟市北区の「北新潟太陽光発電所」と阿賀野市の「新潟東部太陽光発電所」を運営している。23年度の料金収入は計11億9794万円だった。

 23年度に出力制御の指示を受けた回数は両施設合わせて25回だったが、24年度は5...

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