
あじさい公園誕生の経緯をまとめた冊子を手にする風間栄光さん
新潟県十日町市八箇のあじさい公園で、花が見頃を迎えている。住民が中心となって造り上げた公園誕生の経緯を記した冊子「夢言・泣き言・笑い事」を、当時のリーダーの一人、十日町市八箇、風間栄光(えいみつ)さん(83)がまとめた。「住民の取り組みが始まって45年になる。知る人が少なくなる前に、冊子で歴史を残したかった」と話している。
あじさい公園造りは1980年、住民が雑木林を切り開くなどして着手した。管理する八箇地区振興会によると、現在は山の斜面に沿って広がる約3ヘクタールに、約8000株のアジサイが植えられている。観光を兼ねた市民の憩いの場となっている。
冊子では、土地を地主から格安で借りる経緯や...
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