
大勢の観光客でにぎわう史跡佐渡金山=7月28日、佐渡市相川地区
新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」が世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。に登録されることが決まってから一夜明けた7月28日、江戸時代の坑道などを公開する佐渡市相川地区の観光施設「史跡佐渡金山」などには、大勢の観光客が詰めかけた。登録に尽力してきた市民団体「佐渡を世界遺産にする会」は、亡くなった先達や仲間たちの墓前で登録を報告した。
史跡佐渡金山には、28日朝から新潟県外ナンバーの車やレンタカーなどがずらり。坑道を見学した観光客らは「すごいね。どこまで続いているんだろう」...
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