
セルビア戦の第3ピリオド、稲場悠介(ブルボンKZ)がペナルティースローを決め9-11=28日、パリ郊外(本社写真映像部・新井田悠撮影)
[日本15-16セルビア]五輪3連覇を狙う王者をあと一歩まで追い詰めた。王者セルビアを相手に勝つことはできなかったが、日本のエース稲場悠介(24)=ブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)=が掲げる「五輪8強と得点王」への挑戦は始まったばかり。目標を実現し続けてきたエースの原点は、少年時代につづった練習日誌にあった。
「2020年の五輪でベスト7、1試合2点以上取る」-。中学2年から約1年、毎日続けた練習日誌の「最終目標」の欄に記した。東京五輪では優秀選手に贈られる「ベスト7」に選ばれ、全5試合で2点以上を決めた。子どものころの夢をまさに有言実行した。
最終目標のためには何が必要かな...
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