
直江津港に初寄港した井本商運のコンテナ船=8月1日、上越市
神戸港を起点に日本海沿岸の港を回る井本商運(神戸市)のコンテナ船の定期国内航路に直江津港(新潟県上越市)が加わり、8月1日に初めて寄港した。韓国・釜山港などを経由している上越産製品の輸出ルートに神戸港経由が加われば、より安定的な輸送やリスク分散につながると期待される。
この航路は2022年秋に開設され、神戸港から北九州港を経由して新潟東港(新潟市北区など)、秋田港などを回っている。集荷したコンテナは、井本商運が連携する香港の船会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン・リミテッド(OOCL)の船に載せ替えられ、神戸港から世界各地へ運ばれる。
上越地域からは、半導体の材料になる溶剤といっ...
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