トキエアの機体に乗り込む丘珠線の利用者。経営安定のためには各路線で利用促進が求められる=新潟空港
トキエアの機体に乗り込む丘珠線の利用者。経営安定のためには各路線で利用促進が求められる=新潟空港

 新潟空港を拠点にする航空会社トキエア(新潟市東区)が最初の路線の新潟-丘珠(おかだま)(札幌市)線を1月に就航させてから、7月末で半年となった。丘珠線の半年の利用率は約6割で目標の7割に迫り、丘珠線を使う旅行ツアーも活況だ。一方、4月に就航した新潟-仙台線は新幹線や車との競合もあり、就航後3カ月の利用率は3割台半ばと伸び悩んだ。今後も路線拡大を計画する中、一層の利用促進や浸透が課題となる。

 トキエアは1月31日に丘珠線を週4日運航(1日2往復)で就航。4月26日に仙台線を週5日運航(1日2往復)で始め、7月12日に2路線を毎日運航に切り替えた。長谷川政樹社長は「...

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