「選手層の底上げが進んでおり、国内で激しい競争がある」と話す原喜彦さん(日本レスリング協会提供)
「選手層の底上げが進んでおり、国内で激しい競争がある」と話す原喜彦さん(日本レスリング協会提供)

 パリ五輪が開幕した。バレーボールやサッカーなど世界の舞台を経験した新潟県関係の選手らに、競技の見どころや注目選手をはじめ、五輪の見方を聞いた。 

 レスリングは東京を上回る男女計13人が、パリのマットに立つ。ソウル、バルセロナの2大会で日の丸を背負った原喜彦(よしひこ)さん(60)=全国高体連レスリング専門部理事長、新潟県央工業高教諭=は「誰もがメダルの可能性がある」とみる。選手は幼少期から競技に触れ、海外遠征の経験も豊富で「五輪で舞い上がることはないし、強敵でも物おじしない」と太鼓判を押す。

 1952年のヘルシンキから、男子が17大会連続(不参加のモスクワを除く)でメダルを獲得し続けるなど、...

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