【パリ郊外=渡辺伸也・新潟日報社記者】パリ五輪第9日の8月3日、競泳男子100メートルバタフライ決勝で、水沼尚輝(新潟医療福祉大職員)は51秒11で泳ぎ、8位だった。
◆「自分が誇らしい」スランプ乗り越え、東京五輪を上回る結果
心の底から楽しんだ。男子100メートルバタフライで水沼尚輝(新潟医福大職)は五輪で初の決勝に臨み、51秒11の8位に終わった。自らが持つ日本記録の更新とメダルは逃したが、「今の状態でこのタイムを出せた自分が誇らしい。前向きになれる」。笑顔が絶えなかった。
「この観客は僕のために応援してくれているんだ」。大観衆が...
残り537文字(全文:778文字)