県病院局が企画したへき地医療の勉強会=8月7日、県庁
県病院局が企画したへき地医療の勉強会=8月7日、県庁

 新潟県病院局は、県立病院が担うへき地医療の在り方を検討する勉強会を8月7日、県庁で開いた。民間病院や県内自治体、新潟大の関係者ら14人が参加し、医師派遣や、デジタル技術を活用した遠隔診療などの事例を報告。持続可能な診療体制を目指し、方策を探った。

 勉強会は、赤字問題を抱える県立病院の経営改革の一環で初めて開催された。

 県立には柿崎(上越市)、妙高(妙高市)、津川(阿賀町)、松代(十日町市)のへき地4病院がある。患者の減少や医師不足が特に深刻で、新潟県は運営体制の見直しを検討する方針だ。

 勉強会では、新潟臨港病院などを運営する社会医療法人新潟臨港保健会(新潟市東区)の湊泉理事長が、阿賀町の診療...

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