アプリを通して見たARのかかし=長岡市比礼
アプリを通して見たARのかかし=長岡市比礼
アプリを通して見たARのかかし=長岡市比礼

 新潟県長岡市の長岡造形大の学生らが制作したかかしアートが、長岡市栃尾地域の棚田で展示されている。今年は従来のかかしに加えて、拡張現実(AR)技術を使ったかかしを初めて制作した。学生たちは「ARの中で写真を撮って楽しんでほしい」と呼びかけている。

 かかしアートの展示は、栃尾地域の比礼地区で2009年に始まり、設置作業などを通して地域住民と学生が交流を続けている。比礼地区の橘仁区長(72)は「新しい感覚を棚田に取り入れてくれるのはありがたい」と話す。

 ARのかかしは、造形大の山田博行准教授(52)が企画した。スマートフォンの画面を通した現実の風景の中に、ゴリラやアヒルなどをかたどったバーチャルの...

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