新潟地裁
新潟地裁

 新潟明訓中学校(新潟市江南区)に通っていた当時、担任教員からいじめの加害者だと決めつけられて精神的苦痛を受けたとして、卒業生の男性(21)=新潟市中央区=が学校を運営する学校法人「新潟明訓高校」に慰謝料5万円を求めた訴訟で、新潟地裁(坂本浩志裁判長)は8月21日、請求を棄却した。

 判決によると、男性は中学2年だった2017年、休み時間中の生徒同士のトラブルを巡り、担任に別室へ呼び出されて事情を聞かれた。

 男性側は、トラブルへの関与を否定したにもかかわらず威圧的な態度で事情を聞かれたと主張したが、学校側はこれらを否定。地裁は判決理由で、学校側が男性をいじめの加害者だと誤認していたとの事実は認め...

残り88文字(全文:388文字)