洋上で操舵体験をする学生たち=5月、柏崎市沖
洋上で操舵体験をする学生たち=5月、柏崎市沖

 新潟県柏崎市の新潟工科大学に2024年夏、ヨット同好会が誕生し、活動をスタートした。顧問1人、学生3人の小所帯だが、学生たちは「ヨットは知れば知るほど奥が深い。少しでも多く技術を習得していきたい」と話している。

 同好会発足は、新潟工科大准教授で、長岡技術科学大学ヨット部OBの沢田健介さんが「海に近い新潟工科大の利点を生かし、ヨット部をつくれないだろうか」と考え、学生に声をかけたのがきっかけだった。

 学生3人が名乗りを上げ、5月に“先輩”の長岡技科大ヨット部の体験乗船会に参加した。海上では長岡技科大のヨット部員と協力し、車のハンドルに当たる「ラット」(操舵輪)を交代で握った。座学でロープワーク...

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