
地元の中学生4人が演じた「剣の舞」。赤沢神楽で最も勇壮とされる=8月18日、津南町赤沢
新潟県津南町赤沢で守り継がれている赤沢神楽が8月18日夜、7年ぶりに赤沢八幡社へ奉納された。有志でつくる赤沢神楽保存会メンバーと、地元の小中学生が2時間超にわたり、勇壮な舞やしなやかな踊りを披露。多くの観客が詰めかけ、熱演に見入っていた。
赤沢神楽は戦後途絶えたが、1966年に復活。保存会が伝承し、近年は6〜8年に1度奉納している。2009年には町の無形民俗文化財に指定された。
神楽の演目は、農作物を荒らす獅子を天狗が退治する「天狗の舞」、天狗の勝利を弟子たちが祝う「剣の舞」、「おけさ踊り」など11種類。
楽人(がくにん)が奏でる太鼓や笛の音に合わせ、中学生4人が最も勇壮といわれる「剣の舞」...
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