佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」

 新潟県佐渡市は、お盆時期(8月10〜18日)の観光客の入り込み数が前年比23・1%増の3万3796人だったと発表した。元々一年で最も来島者数が多い時期だが、7月末に「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」が世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。に登録された効果があったとみられる。

 江戸時代の坑道などを公開する観光施設「史跡佐渡金山」では来場者数が前年比61・1%増の1万9938人と大きく伸びた。宿泊施設稼働状況(宿泊者数)も前年比20・3%増の...

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