「焼山との共生と避難」をテーマに行われたパネルディスカッション=糸魚川市寺町4のビーチホールまがたま
「焼山との共生と避難」をテーマに行われたパネルディスカッション=糸魚川市寺町4のビーチホールまがたま

 気象庁が新潟県内で唯一24時間体制で監視する焼山(糸魚川・妙高市、2400メートル)が水蒸気噴火して50年。火山の専門家らが8月25日、糸魚川市に集まり、火山との共生などについてパネルディスカッションをした。

 昨年法改正により8月26日が「火山防災の日」とされた。この日を前に、県や気象庁などでつくる新潟焼山火山防災協議会が開催し、約110人が参加した。

 パネルディスカッションは「焼山との共生と避難」と題し、火山研究の第一人者で焼山の噴火シナリオや避難計画の策定に携わった京大名誉教授の石原和弘さん(77)ら火山防災の専門家や地元山岳会の5人が登壇した。

 石原さんは、この50年の間に全国で火山の...

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