
聖籠町役場前に発着する聖籠エコミニバス=8月28日、同町諏訪山
新潟県聖籠町は2025年度から、町が運営する循環バス「聖籠エコミニバス」の運行委託先を複数業者に分割発注することを決めた。路線バスは全国的に運転手不足が問題となっている。町は路線維持を最優先とし、委託先業者を複数にすることでドライバーを確保する考え。
エコミニバスは20年度に路線が再編された。現在は3路線で運行し、新潟交通観光バス(新潟市東区)1社が運行を受託している。
町によると、路線バスの運行委託契約はドライバーを長期的に確保するために5年契約を結ぶ。25年度が更新期に当たるが、24年2月ごろにバス会社側から「運転手の確保が厳しい」と相談があった。
これを受け、町は、町内のタクシー業者な...
残り953文字(全文:1253文字)