
コンクリートに救助用の穴を開ける上越消防署特別救助隊員=妙高市学校町
新潟県上越市の上越消防署特別救助隊は、新潟県妙高市学校町にある解体中の建物を使い、大規模地震に備えた救助訓練をした。建物に閉じ込められた人を救助する技術を養うため、実際にコンクリートの床に穴を開けて実戦感覚を養った。
旧妙高市勤労青少年ホームで8月上旬に行い、特別救助隊員ら17人が参加した。地震で崩れた建物の1階から人を救助するため、2階の床に開口部を作ると想定して訓練した。
穴を開けても崩壊の心配がない箇所を探して開口場所を定め、ドリルで直径3センチほどの穴を開けた。内部の様子や床の厚みを確認した後、エンジンカッターで切り込みを入れ、ドリルやハンマーでコンクリートを削った。約90センチ四方...
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