
首相官邸で開かれた、職業生活での女性活躍推進に向けたプロジェクトチーム会合=2日
厚生労働省は9月2日、2023年の都道府県別の男女賃金格差を指数化して公表した。格差が最も大きいのは栃木、小さいのは高知だった。管理職に占める女性の割合が低かったり、女性の平均勤続年数が短かったりする地域は賃金格差が大きくなる傾向にあると分析している。都道府県別に賃金格差を指数として示すのは初めて。女性活躍推進の政府プロジェクトチーム会合で報告した。
賃金格差は、フルタイムで働く人の実態を調べた23年の「賃金構造基本統計」に基づき、男性の賃金水準を100とした場合の女性の水準を指数で示した。数値が小さいほど格差は大きい。
栃木(71・0)の次に賃金格差が大きかったのは茨城(72・1)で、長野...
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