毎年7月に開かれる「村上大祭」。彫刻や金箔(きんぱく)などの装飾を施した「おしゃぎり」と呼ばれる屋台が練り歩く=7月、村上市長井町
毎年7月に開かれる「村上大祭」。彫刻や金箔(きんぱく)などの装飾を施した「おしゃぎり」と呼ばれる屋台が練り歩く=7月、村上市長井町

 文化庁は11日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産となっている「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に茨城、新潟、富山、滋賀4県の祭りを加えるなど、政府が申請した計6件を追加登録するようユネスコ評価機関が勧告したと発表した。うち2件は福井の和紙と、伝統的畳作り。12月にインド・ニューデリーで開かれるユネスコ政府間委員会で正式決定する見通し。

 新潟県の祭りは村上市の「村上祭の屋台行事」。勧告を受けて村上市では11日、「正式決定に近づいた」と喜びの声が聞かれた。江戸時代から続く村上大祭は毎年7月に開かれ、「おしゃぎり」と呼ばれる屋台が旧城下町を練り歩く。2018年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

 村上まつり保存会会長の渡邉明さん(57)は「名誉なことだ。未来へ続くよう守っていき、これを機にさらに発展できるように努めたい」と意気込んだ。

 村上大祭に参加する町内の一つ、...

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