
赤ワインに使われたブドウの収穫=2023年10月、長岡市金沢
新潟県長岡市栃尾地域産のブドウを100%使って醸造したとちお農園(栃尾本町)の赤ワイン「T100タナ」が、7月に山梨県で開かれた日本ワインコンクールで、欧州系品種の赤部門で銀賞を受賞した。とちお農園は、2023年に初めて自社醸造に取り組んだばかり。関係者は「心配も多く手のかかったワインだけに、とてもうれしい」と喜ぶ。
コンクールは、国産ブドウを100%使用した日本ワインが対象。20回目の今年は、12部門に過去最多の941品の応募があった。香り、味わいなどを審査し、最高賞、金、銀、銅賞に計359品を選んだ。
とちお農園は2001年からブドウを栽培し、市外企業の委託醸造で白ワインを販売していた。...
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