
大勢の家族連れや帰省客でにぎわった「史跡佐渡金山」=8月25日、佐渡市
新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録による観光客の増加で、佐渡市相川地区の観光施設「史跡佐渡金山」の8月の来場者数が4万3819人と、過去10年で最多となったことが9月5日、分かった。
史跡佐渡金山は、江戸時代から使われていた坑道「宗太夫坑(そうだゆうこう)」を公開している。島を代表する観光施設で、年間14万人が訪れる。
運営する「ゴールデン佐渡」によると、7月27日の世界遺産登録後、...
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