「物流BCP」の必要性を確認した北陸地域国際物流戦略チーム・広域バックアップ専門部会=8月29日、新潟市中央区
「物流BCP」の必要性を確認した北陸地域国際物流戦略チーム・広域バックアップ専門部会=8月29日、新潟市中央区

 北陸地域の港湾物流を議論する国土交通省の北陸地域国際物流戦略チームの「広域バックアップ専門部会」が8月29日、新潟市中央区で開かれた。車が直接乗り込める貨物船を活用した代替輸送訓練の充実を図るため、本年度の取り組み方針を決定した。

 北陸地域国際物流戦略チームは、北陸地方整備局と北陸信越運輸局が合同で設置した。産学官で構成され、太平洋側での大規模災害時を想定し、物流機能の維持などを検討する。2024年度の初会合には、港運事業者ら約30人(オンライン含む)が参加した。

 専門部会では有事の際に物流を止めないよう、製品の製造から出荷までの一連の流れを確保する「物流BCP(事業継続計画)」などを進める...

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