定例会見で2次交通対策事業の利用実績などを説明する渡辺竜五市長=9月4日、佐渡市役所
定例会見で2次交通対策事業の利用実績などを説明する渡辺竜五市長=9月4日、佐渡市役所

 新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録による来訪者増を見据え、佐渡市が今夏実施した2次交通対策事業について、渡辺竜五市長が9月4日の定例会見で利用実績を説明した。全体的に利用が伸び悩んだ結果に対し「旅行に行く前に、交通全体の情報をいかに伝えられるかが大きな課題」との考えを述べた。

 一般ドライバーが自家用車を使い有料で客を運ぶ実証調査事業「佐渡版ライドシェア」は7月26日〜9月1日に実施。188件の依頼を...

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