
在宅で過ごす患者への支援策を考えた仮想の病院内会議=村上市岩沢
村上・岩船地域の医療を考えるフォーラムが新潟県村上市岩沢の市総合文化会館で開かれた。JA県厚生連村上総合病院の研修医らが、仮想の患者支援会議を実演し、在宅医療の在り方を考えた。
自治体や医師会などでつくる村上・岩船地域医療懇談会が主催。8月24日に開かれ、約280人が聴講した。
仮想の会議では、末期がんで入院中の男性を巡り、「自宅でおいしいものを食べて最期を迎えたい」との思いを実現させるための方策を議論した。村上総合病院の医師や研修医、地域住民ら計11人が、本人や主治医、地域包括支援センター職員らを演じた。
男性は親族と疎遠で、入院前から幼なじみの隣人が食事の世話などを担ってきたという想定。...
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