佐渡産コシを使ったおにぎりを販売するジル・オリオルさん=8月、パリ
佐渡産コシを使ったおにぎりを販売するジル・オリオルさん=8月、パリ

 フランス・パリの中心部で、佐渡産コシヒカリなど新潟県食材を使ったおにぎりの店が人気だ。10月で開業3周年を迎える「O-Komé(オコメ)」で、日本にほれ込んだフランス人男性が営む。「日本の本物の食文化を広げたい」。上質な米や具材を生かした逸品が、パリの食通の舌をうならせている。

 ショーケースに並ぶのはツナマヨや梅干し、すき焼きなどが具材の5種のおにぎり。10人いる日本人スタッフが型で均一に仕上げ、見た目の美しさにもこだわる。1個約70グラムと小ぶりで、4〜6ユーロ(約628〜942円)だが、休日の昼時などは行列もできるほどの人気で、多いときは1日に作る300個が全て売り切れることもあるという...

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