世界選手権の様子を話す後藤龍一さん=新潟市中央区の新潟日報メディアシップ
世界選手権の様子を話す後藤龍一さん=新潟市中央区の新潟日報メディアシップ

 二つの大きな輪でできた運動器具「ラート」の競技の世界大会が2024年夏、オランダで開かれ、新潟市の小学校教諭、後藤龍一さん(24)が、2連覇を達成した。後藤さんは「目指してきたことだったのでうれしさと安堵(あんど)の気持ちでいっぱい」と喜びをかみしめている。

 ラートはドイツ発祥の競技で、車輪と床との接地の仕方などによって、3種目に分かれている。後藤さんは、転がしたラートの上を越えたり、ラートの上に乗って飛び降りたりする「跳躍」の種目に出場した。

 後藤さんはもともと、幼少時から体操競技に打ち込み、インターハイなどに出場する実力の持ち主。新潟大進学後、ラートと出合い、めきめきと力をつけた。

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