
ふっくらとした大粒のクリを拾う飯岡佐治雄さん=9月13日、加茂市狭口
秋の味覚クリの収穫と出荷が、新潟県内トップクラスの産地を有する加茂市で始まった。2024年は適度な日照時間と降雨により、丸々として形がよく、高品質な出来に育った。9月13日は、加茂市狭口地区の山あいで収穫作業が行われ、熟して地面に落ちた実を一つ一つ手作業で拾い上げた。
JAえちご中越加茂栗栽培生産組合では、15人の農家が約5・6ヘクタールでクリを栽培している。収穫は9月下旬からピークを迎え、10月下旬までに約6トンの出荷を見込んでいる。
組合幹事の飯岡佐治雄さん(75)は、わせ品種「ぽろすけ」と「ぽろたん」を収穫。どちらも渋皮がぽろっと簡単にむけるのが特長だ。飯岡さんは「(粒が)大きいと感じ...
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