
都野神社の坂を上がる登り屋台。威勢のよい掛け声が響いた=長岡市与板町与板
新潟県長岡市与板地域で江戸時代から続くとされる「登り屋台」が、9月14、15日に披露された。笛や太鼓の音や威勢のいい掛け声が響く中、屋台が与板の総鎮守「都野(つの)神社」の坂を上り、周囲は熱気にあふれた。
登り屋台は1757(宝暦7)年ごろ、与板の豪商が都野神社に寄進した。高さ5メートル、重さ4トンの木造屋台で、くぎを一切使わずに造られている。上町、中町、南新町の3台をそれぞれ引き手が引っ張り、数十メートルの神社の坂を上る。
9月13〜15日の「与板十五夜まつり」の目玉行事として行われた。境内に続く坂では、屋台に乗った人たちがちょうちんを掲げ、「わっしょい、わっしょい」と声を張り上げて鼓舞。...
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