
祭壇に手を合わせ錦鯉を供養する参列者=9月11日、小千谷市〓生
品質の良い錦鯉を育てる過程で選別され捨てられた稚魚などの供養祭が9月11日、新潟県小千谷市薭生(ひう)の市錦鯉振興センターで行われた。祭壇の前で地元の養鯉業者らが手を合わせ、冥福を祈った。
全日本錦鯉振興会(小千谷市)が毎年この時期に行っており、振興会の役員や地元の養鯉業者ら約20人が参列した。錦鯉などがまつられている魚霊観音に向かって、地元の住職がお経を上げ、参列者は焼香して手を合わせた。
錦鯉の産地は、池上げや品評会などでにぎわうシーズンを迎える。振興会の間野太理事長(51)は「たくさんのお客さんを呼び込めるように、頑張っていきましょう」とあいさつした。
...