
群馬県安中市で行われたウオークイベントの参加者=2023年12月
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録をPRし、交流人口の拡大につなげようと、新潟県佐渡市が交流促進事業に取り組む。11月に江戸時代に金銀を運んだ「金の道」沿線地域の上越市と長野県、東京でウオークイベントを行い、県内外への情報発信を進める。
佐渡金銀山で採掘された金銀は、金山がある相川地区から小木地区に運ばれ、出雲崎港に陸揚げされた後、北国街道や中山道の主要街道を経て江戸に運ばれた。佐渡から江戸までのルートを「金の道」と呼ぶ。島外での交流事業は2023年に続いて2回目。
11月4日は上越市で約10キロを歩く。16日には海野宿があった長野県(上田、東御、小諸の各市)を約15キロ、30日には...
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