
フードテックの現状などが紹介されたセミナー=新潟市中央区
食と先端技術を融合させた「フードテック」をテーマにしたセミナーが、新潟市中央区の万代市民会館で開かれた。専門家は、培養肉といった「新たな食」を消費者に選んでもらうためには、調理法など既存の食文化を踏まえていく必要があると指摘した。
新潟県での新たな技術開発を目指して産官学で活動する「にいがたフードテック研究会」が主催し、3回目。9月19日のセミナーには会員の食品メーカーや大学関係者らを中心に約70人が参加した。
消費者への普及を題材に講演した宮城大食産業学群の石川伸一教授は、アンケートから大豆といった植物由来の代替食を除き「あまり食べたいと思われていない」と説明。当時は一般的ではなかった牛肉...
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