柏崎地場特産品「つららなす」を栽培し、収穫する子どもたち=柏崎市北条
柏崎地場特産品「つららなす」を栽培し、収穫する子どもたち=柏崎市北条

 新潟県柏崎市の北条小学校3年生12人が、地元北条地域の特産品「つららなす」の栽培に挑戦し、地域の人に魅力を伝えようと、地元の祭りで販売した。みんなで話し合い、売り上げは能登半島地震の復興に使ってもらうことに決めた。児童たちは地元の特産をもっと広めたいと、意気込んでいる。

 皮が鮮やかな緑色のつららなすは、市が認定する柏崎地場特産品に選ばれている。夏の暑さの中、緑に涼しさを感じることから、つららなすと名付けられたという。

 つららなすは「万寿満(ますみ)茄子(なす)」という従来品種で、もともとは地域の農家が自家栽培のために作っていたという。2008年に料理研究家の目にとまったことを契機に、有名料理...

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