陽光を浴び収穫を待つクリ=10月2日、上越市増沢
陽光を浴び収穫を待つクリ=10月2日、上越市増沢

 新潟県の上越市西部の山あいにある桑取地区でクリの晩生(おくて)品種「利平(りへい)」の収穫がピークを迎えている。晴れ間がのぞいた10月2日、生産者が一つずつクリの実を拾い集めていた。

 桑取は元々クリの木が自生し、1960年代には山の傾斜地を利用して栽培地が拡大した。現在は1・1ヘクタールの農地に「東早生(あずまわせ)」、「丹沢(たんざわ)」といった早生品種や、「石鎚(いしづち)」「紫峰(しほう)」などの晩生(おくて)品種の木が並び、9月から収穫作業が続いている。

 最盛期に50人以上いたクリ農家も高齢化などにより今は5人となった。JAえちご上越(上越市)は、クリ畑に通いながら栽培をする担い手を...

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