衆院選は10月15日の公示まで1週間を切り、各候補予定者による前哨戦が熱を帯びている。今回から新潟県の定数は6から5に減少。新たな区割りの下で行われる決戦にどう臨むのか。各小選挙区の情勢を追った。

 新潟1区は新潟市の中央、東、江南の各区と佐渡市で構成する。2021年の前回衆院選の旧新潟1区で相まみえた立憲民主党現職の西村智奈美氏(57)、自民党現職の塚田一郎氏(60)、日本維新の会元職の石崎徹氏(40)の3氏に、共産党新人の中村岳夫氏(49)も名乗りを上げた。旧1区では西村氏が塚田氏に約3万票差で大勝したが、保守層が強いとされる佐渡市が新1区に加わったことが戦況にどう影響するか注目される。...

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