津軽三味線奏者の史佳Fumiyoshiさんと母の高橋竹育さんがうつの体験を語り、演奏したセミナー=南魚沼市浦佐
津軽三味線奏者の史佳Fumiyoshiさんと母の高橋竹育さんがうつの体験を語り、演奏したセミナー=南魚沼市浦佐

 うつ病や自殺予防について学ぶ「こころの健康セミナー」が新潟県南魚沼市浦佐のコミュニティホールさわらびで開かれた。270人の参加者は、うつ病の基礎知識を学び、うつ病を経験した津軽三味線奏者の史佳Fumiyoshiさん(新潟市出身)らの体験談と音色に聞き入った。

 社会福祉法人新潟いのちの電話(新潟市中央区)と南魚沼市が主催し、10月2日に開かれた。

 最初に南魚沼市認知症疾患医療センター長の宮永和夫医師が講演。うつ病は最初に不眠の症状が出てくる人が多いと指摘し、客観的に自分の状況を判断できるうつ病のチェックリストを試してみることを勧めた。

 次いで史佳さんが関西で働いていた20代のころ、仕事で挫折し...

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