
「うたごえ広場」を訪れた人々と、伸びやかに歌う永田宏行さん(奥)。楽しいトークも交え、笑顔の輪が広がった=加茂市穀町の「かも小町」
昭和に流行した歌声喫茶のように、懐かしの歌を口ずさむ「うたごえ広場」を新潟市などで主宰する永田(えいだ)宏行さん(78)=中央区=が、活動15年目を迎えた。軽妙なトークで盛り上げ、会場は熟年世代の笑い声が絶えない。「歌えば誰もが青春を思い出す。いつでも主人公になれる」。歌がつなぐ縁と絆に感謝し、これからも地域に元気と笑顔を届ける決意だ。
幼い頃から歌うのが好きで、小学校から大学まで合唱団体に所属。家業の資材会社で働く傍ら、合唱団を設立し、指揮者も務めた。
2010年秋、「歌で街を活気づけてほしい」と関係者に頼まれ、旧大和新潟店内に設けられた公共施設で「歌声喫茶」を企画。施設が閉鎖される11年...
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