
濁流が押し寄せる大河津分水路の写真などが並ぶ特別展=燕市五千石
2019年の台風19号による大河津分水路の出水状況や、04年の中越地震での信濃川流域の被害状況などを伝える特別展が、新潟県燕市五千石の信濃川大河津資料館で開かれている。パネルや資料約30点を展示し、流域の災害特性などについても考えてもらう。
発生からそれぞれ5年、20年の節目に、「東日本台風出水と新潟県中越地震」と題して信濃川大河津資料館が企画した。
19年、台風19号の影響で長野県などで大雨が降り、大河津分水路の水位が上昇して10月13日に氾濫危険水位に達した。水位は13日午後3時10分に観測史上最高の17・06メートルを記録。破堤の恐れがある「計画高水位」も超えた。
会場には、増水によっ...
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