10月27日投開票の衆議院選挙(衆院選)で、新潟県内5小選挙区は立憲民主党の候補が全勝した。自民党派閥の裏金事件を背景にした「政治とカネ」の問題が県内の自民党にも直撃し、3区だけが辛うじて比例で復活当選を果たした。新潟日報社が加盟する共同通信社などによる出口調査と開票の結果を基に、各選挙区での戦いを分析する。(候補者は敬称略)
◆1区 西村智奈美、満遍なく支持固めて快勝

党県連代表(党代表代行、党幹事長、厚生労働副大臣)新潟大大学院修了。新潟市中央区。
新潟1区新潟市中央区、新潟市東区、新潟市江南区、佐渡市。は、幅広く支持を集めた立憲民主前職の西村智奈美が全地域で勝利を挙げて快勝した。自民前職の塚田一郎とは約3万8千票の大差となり、寄せ付けなかった。
西村は男女ともに5割を超える支持を集め、世代別では全世代で他候補の支持を上回った。自民派閥の裏金事件を追及し、政権...
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