
「新しい歴史を作ろうぜ」「新潟最高!」。サポーターが応援メッセージをしたためた横断幕=10月25日、新潟市中央区
新潟のプロサッカーチームとして28年、ようやく日本一のタイトルが懸かる舞台へと上がる。J1アルビレックス新潟が出場するJリーグ・YBCルヴァン・カップ決勝(東京・国立競技場)は11月2日。サポーターは願う。勝利をつかみ、来季のユニホームの胸に優勝の証し「星」が付くことを-。
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当初売り出した約6万7千人収容のスタジアムの入場チケットは完売し、増便した東京行きの上越新幹線や高速バスもほぼ満席。観戦グッズの売り上げも急増するなど、サポーターのボルテージは上がっている。
「ようやくこの舞台まで来た」と感慨深げに話すのは、新潟市西区の会社員の男性(62)。決勝戦チケットの先行抽選で当選、「国立」に駆け付け、声援を送る。
設立当初の「アルビレオ新潟」時代から30年応援し続け、苦戦するシーズンや2017年のJ2降格も見届けてきた。男性は「忍耐が多いけど、地元のクラブだからやめられない。この街にアルビがあってよかった」と語る。
80歳の母らと会場で観戦する新潟市中央区の保育士の女性(52)にとってチームは「生きがい」。J1に初めて昇格した04年から20年来のサポーターだ。「アルビがあるから仕事も家事も頑張れる。私たちサポーターは...
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