
新潟大医歯学総合病院で行われたツアー参加企業の関係者らによる意見交換=新潟市中央区
新潟大学医歯学総合病院(新潟市中央区)は、病院が運営するコワーキングスペースの会員企業と連携した新規事業の創出に向け、取り組みを本格化させている。新型コロナウイルス禍で会員企業と連携しにくい状況が続いたが、今秋、病院内部を案内するツアーを初めて開催。今後もツアーを開き、医療ニーズと企業技術のマッチングを目指す方針だ。
新潟大学医歯学総合病院は2021年12月に、法人を対象とした会員制コワーキングスペース「I-DeA(アイデア)」を開設した。医療現場の課題解決に向けた企業と病院の「共創の場」を目指したが、ウイルス禍で活動が停滞気味となっていた。
9月中旬に開いた院内ツアーには、会員企業のうち6...
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